キッチンの換気扇は、油汚れをそのままにしておくと、落ちにくい頑固な汚れになってしまいます。
月1回程度はフィルターやシロッコファンなどの各パーツも分解して、定期的にお手入れを行ってください。
ここでは、換気扇の外側や各パーツのお手入れ方法をご案内していますが、お手入れを行う前に以下の注意事項をご確認ください。
<ご注意>
・お手入れ前は必ず電源を切り、換気扇を停止させてください。けがをしないように、ゴム手袋などを着用して作業してください。
・有機溶剤(シンナー、ガソリン、アセトンなど)は使用しないでください。酸・アルカリ性の洗剤や塩素系漂白剤は原液のまま使用しないでください。塗装を傷めたり、レンジフードが変色・変質する原因になります。
・通電部分に水をかけたり、水に浸けたりしないでください。発火したり感電することがあります。
■フードカバーのお手入れ方法
1.中性洗剤溶液に浸したやわらかい布で汚れを拭きとります。
※酸性やアルカリ性の洗剤を使用する場合は、必ず充分に薄めてから使用してください。
2.汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水を湿らせた布で洗剤をよく拭き取ります。
※タワシや磨き粉は傷をつけますので使用しないでください。
■各パーツのお手入れ方法
1.フィルター・オイルパック・羽根・ファンなどのパーツを取り外します。
※換気扇のパーツの種類や分解方法は、メーカーや機種によって異なるため、必ず取扱説明書をご確認の上、取り外してください。
換気扇の分解例
2.シンクを空にして排水口に栓をし、中性洗剤をとかしたぬるま湯をためます。
3.シンクに本体から外したパーツ類を入れ、汚れがゆるむまで浸け置きします。
※汚れがひどい場合は、浸け置き用洗剤を使用してください。
浸け置き洗いの方法については、以下の情報内の項目「ゴトク・排気口カバーのお手入れ方法」をご参照ください。
4.こすり洗いをして汚れを落とします。細部は歯ブラシなどで軽くブラッシングして、詰まった汚れをかき出します。
5.汚れを落としたあと、洗剤が残らないように水洗いし、キッチンぺーパーや雑巾、ふきんなどで水気を取ります。
6.取り外した各パーツをすべて元に戻したら、換気扇のスイッチを入れ、異音などがしないか確認します。
※部品や羽根の取り付けは確実に行ってください。異音の発生や、落下によりケガをすることがあります。取り付け状態に問題がなく異音がする場合は、機器自体の劣化や故障の可能性もあるため、オーナーデスクへお問い合わせください。
カスタマーズセンター「オーナーデスク」
0120-070-542(24時間年中無休受付)
<ご参考>
・キッチンの換気扇のお手入れ方法については、『住まいのお手入れ動画』の「キッチン換気扇のお手入れ」からもご確認いただけます。 ・油汚れは寒いと固まりやすいため、なるべく寒い時期を避けてお手入れすることをおすすめします。