お風呂用洗剤と歯ブラシを使って細かな部分まで磨き、お掃除の後は水気を拭き取るようにしましょう。 入浴のついでにお手入れすれば、いつもピカピカにしておけます。
水栓金具やタオル掛けの、クロームメッキとは?
水回りの器具で銀色をしているものは、ほとんどがニッケルクロームメッキです。メッキには装飾と防サビの目的がありますが、手入れをせずにいつまでもサビを防ぐことはできません。図のようにメッキ層には素材に達する目に見えない小穴(ピンホール)がいくつもあります。ここから湿気や腐食性ガスが入り込むと素材が錆び、それが表面に出てくるのです。水栓のハンドルなど、いつも手で触れる部分が錆びないのは、手の脂が小穴を知らず知らずのうちに被膜しているからですが、使用するたびに器具全体を手で撫でるわけにはいきません。その代わりに1ヵ月に1回程度、コンパウンド(研磨剤)を含まないカーワックスなどでメッキ全体を拭くのがポイント。長期間メッキをピカピカの状態に保つことができます。
【注意】ニッケルクロームメッキは、塩素系漂白剤・酸性洗浄剤により傷みますので、絶対に付着させないでください。