木質フロアには、複合床板と単層(無垢)床板の2種類があります。複合床板とは基材の上に化粧単板を張ったもので、ほとんどの木質床板がこのタイプです。
当社の複合床板は、基材に一般的なベニヤ合板より硬質なMDF(中質繊維板)等を使い、表面の耐へこみ性を高めるなどの工夫をしていますが、日常の生活上で「固い物をひきずらない」「重い物を落とさない」などの配慮も大切です。
単層(無垢)床板は、無垢材独特の高級感がありますが、気温・湿度の変化による伸縮が大きく、隙や割れ、反りが複合床板よりも発生しやすいのが特徴です。冬の乾燥する時期には、加湿器等による湿度管理(40~60%)が必要です。
化粧溝・継ぎ目
木質フロアは塗装で表面を保護していますが、継ぎ目や化粧溝は汚れが溜まりやすく、水分・洗剤・ワックスがしみ込みやすく、変色やフクレの原因になりますのでご注意ください。
表面塗装
木質フロアは保護のために樹脂塗装をしていますが、長期間の掃除機掛けや歩行による摩擦で徐々に表面塗装がすり減ってくると、表面の光沢がなくなり、汚れやすくなります。