トイレの水が止まらない原因としては、主にタンク内部の部品の動作不良が考えられます。
まず応急処置として止水いただいたあと、タンク内部の水位を確認し、水位が正常かどうかによって必要な対処を行ってください。
1. 応急処置として、水を止めます。
便器付近の止水栓をマイナスドライバ-で右(時計の動く方向)に回し、止水栓を閉めてください。
※止水栓がコック式やバルブ式の場合は、コック・バルブを手で回してください。
2. タンクのフタを外します。
手洗い付きタンク(手洗管付き)の場合は、フタを持ち上げて、手洗管と接続管との接続部分のネジやクリップを緩めて、フタを外します。
中フタや防露フタのある場合は、それも外してください。
3. タンク内部の水位が正常かどうか(オーバーフロー管より上か下か)を確認します。
正常な水位は、オーバーフロー管の上端から2~3cm下です。
4. 水位が正常でない場合は、水位の状態に応じた対処方法を行います。
以下の該当する項目より対処法をご確認ください。
※メーカーや機種によって、水位の調整方法やタンク内の構造が異なるため、取扱説明書をご確認の上、対処してください。
■オーバーフロー管より水位が低い場合
フロート弁または排水口に異常がないか確認します。
・フロート弁の鎖がよじれていてフロートが引っ張られている場合
鎖をはずして少したるむ程度にかけ直し、排水口をふさいでください。
・フロート弁の位置が排水口からはずれている場合
フロート弁を元の位置に取り付け、排水口をふさいでください。
・フロート弁と排水口が噛み合ってない場合
水垢やゴミなどが溜まっていないか確認し、フロート弁が作動するようにゴミ等を取り除き、排水口をふさいでください。
・フロート弁に傷があったり、磨耗している場合
新しい部品への交換が必要となりますので、下記オーナーデスクへお問い合わせください。
■オーバーフロー管より水位が高い場合
ボールタップの浮玉を持ち上げ、水が止まるか確認します。
・水が止まる場合
ボールタップは正常です。支持棒を「へ」の字に曲げ、浮玉の位置を低くする、またはタンク内の水位を正しい位置に調整してください。
・水が止まらず、浮玉がはずれている場合
支持棒を正しい位置に戻してください。
・水が止まらず、浮玉に水が入ったり破損している場合
ボールタップの内部のバルブ(弁)が摩耗等によって異常を起こしています。新しい部品への交換が必要となりますので、下記オーナーデスクへお問い合わせください。
カスタマーズセンター「オーナーデスク」
0120-070-542(24時間年中無休受付)