エアコンの電気代は、除湿機能や冷房機能によって異なります。
基本的には、弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿 の順で電気代が高くなります。
■冷房
冷房は室内の温度を下げる機能です。
エアコンが室内の空気を取り込み、空気中の「熱」を取り除いて温度を下げます。
■除湿
除湿は室内の湿度を下げる機能です。
エアコンから室内の空気を取り込み、その空気を冷やして「水分」を取り除き湿度を下げます。
除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があり、冷やした空気を室内に戻すときの温度が異なります。
・「弱冷房除湿」は、冷やして水分を取り除いた空気をそのまま室内に戻します。
微弱な冷房運転と同じく風量が抑えられるため、冷房よりも電気代は安くなります。
・「再熱除湿」は、冷やして水分を取り除いた空気をあたため直してから室内に戻します。
あたため直す分の電気代が多くかかるため、冷房よりも電気代は高くなります。
※ご使用のエアコンの除湿機能が弱冷房除湿と再熱除湿のどちらかなのかは、取扱説明書をご確認ください。
<ご参考>
乾燥した冬期により寒く感じるように、同じ温度設定でも、除湿した方が体感温度が低く感じられます。
低温で乾燥した状態が続くとインフルエンザに罹りやすくなるため、適度な湿度を保つことも必要です。