電気温水器を快適に使い続けるために、日常のお手入れと定期的な点検(年に2~3回程度)を行ってください。
点検方法は、電気温水器の部位ごとにご案内していますので、各項目をご確認ください。
※機種によって部位の形状や点検方法が異なりますので、必ず取扱説明書もあわせてご確認ください。
■日常のお手入れ方法
リモコンと浴槽循環アダプターのフィルターは、普段からお手入れを行ってください。
・リモコン
表面が汚れたら、乾いた布や固く絞った布で拭きます。
※ベンジンやシンナー、アルコールなどの化学薬品は使用しないでください。変形や変色の原因になります。
・浴槽循環アダプターのフィルター
浴槽のお湯を排出した後、歯ブラシなどを使って浴槽アダプターのフィルターを水洗いします。
※浴槽にお湯がないときは、高温さし湯スイッチは押さないでください。火傷の原因になります。
■定期的な点検(年に2~3回程度)方法
電気温水器本体の漏電遮断器・逃し弁・配管・タンクは、年に2~3回程度は点検を行います。
それぞれの点検方法については、以下の該当する項目よりご確認ください。
<ご参考>
電気温水器の一般的な各部の名称と働き(例)
・漏電遮断器
電源供給中に、漏電遮断器のテストボタンを押して、 電源レバーが「入」→「切」になるかどうか確認します。
点検が完了したら、必ず電源レバーを「入」に戻してください。
※「切」にならない場合は、下記オーナーデスクへお問い合わせください。
・逃し弁
動作点検と水漏れ点検を行います。点検前に以下のご注意事項をご確認ください。
<ご注意>
・逃し弁は高い位置についているため、踏み台などを使用して点検する必要があります。転倒などの怪我にご注意ください。
・点検時は配管に手を触れないでください。火傷の原因になります。
1.動作点検を行います。レバーを上げ、水(お湯)が排水口から出るかどうか確認したら、レバーを下げます。
※レバーの動きが悪い場合は、無理に動かさずオーナーデスクへお問い合わせください。
※水(お湯)が出ない場合は、温水器専用止水栓を閉じて、電源ブレーカまたは漏電遮断器の電源レバーを「切」にした後、下記オーナーデスクへお問い合わせください。
2.水漏れ点検を行います。沸き上げをしていないとき、排水口から水(お湯)が出ていないかどうか確認したら、レバーを下げます。
※水(お湯)が出ている場合は、レバーを数回上下に動かしてください。それでも水が止まらない場合は、温水器専用給水栓(止水栓)を閉じ、電源ブレーカーまたは漏電遮断器の電源レバーを「切」にした後、下記オーナーデスクへお問い合わせください。
・配管
配管の保温材の破損や水漏れがないか点検します。水漏れがある場合は、下記オーナーデスクへお問い合わせください。
※特に冬期に入る前には、必ず保温材の点検を行ってください。保温材が破損していると、配管が凍結し、本体や配管が破損する恐れがあります。
・タンク
排水栓を開き、定期的にタンクの下部に溜まった汚水を排水します。
※沸き上げをしていないときに実施してください。
1.温水器専用給水栓(止水栓)を閉じて、排水管レバーを開けます。
2.排水栓を約1~2分間開き、タンクの下部に溜まった汚れを排水します。
※排水時に熱湯が出ることがありますので、ご注意ください。
3.汚れがなくなったら、排水栓を閉じます。汚れがひどい場合は、2. を数回繰り返してください。
※洗浄剤などは使用しないでください。
4.温水器専用給水栓(止水栓)を開き、排水管レバーを閉じます。
<ご参考>
電気温水器を長期間(1カ月以上)使用しない場合は、タンクの水の変質や凍結による部品破損などを防ぐため、タンクの水を抜く必要があります。水抜きの方法は、メーカーや機種などによって異なるため、取扱説明書をご確認ください。
カスタマーズセンター「オーナーデスク」
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