便器の後面や下部は見えにくい場所ですが、意外に汚れやすい場所です。
また、タンクの手洗器には、水道水の鉄分やカルシウム分が蓄積し、茶色の汚れが付着します。
日頃からトイレットペ-パ-でこまめに拭き掃除を行い、汚れが目立ってきたら定期的なお手入れを行ってください。
ここでは、場所(便器外部、手洗い器、金属部分)ごとにお手入れ方法をご案内しています。
必要なお手入れ箇所またはお手入れ方法をそれぞれご確認ください。
■便器外部のお手入れ
汚れやホコリが目立ってきたら、水に湿らせた雑巾を使用し、以下の順番で拭き掃除をしてください。
汚れがひどい場合は、中性洗剤で洗剤拭き後、水拭きをしてください。
拭き掃除の順番
1. タンク→2. 便座のフタの表裏→3. 便座の表裏→4. 便器外部→5. 便器下部
<ご注意>
・樹脂製の便座に揮発成分を多く含むトイレ掃除用シートを頻繁に使用すると、変色やひび割れの原因になります。
・樹脂製の便座は、アルカリ性や酸性の洗剤を使用すると、変色やひび割れの原因となります。各製品の取扱説明書をご確認ください。
■手洗器のお手入れ
1. 便器の手洗器の場合、水が流れる穴に布等をつめて栓をします。
2. クリームクレンザーをつけ、ナイロン不織布や歯ブラシでこすり洗いをしてください。
※汚れが落ちない場合は、50度くらいのお湯をかけ、環元系漂白剤をお湯で溶いたものをつけたら、しばらく放置した後、洗い流してください。それでも除去できない場合は、水垢専用クリーナーをご使用ください。
※タンク内部に洗剤などが流れ込んでしまった場合は、便器に水を流す操作をしてタンク内の水を入れ替えてください。
■金属部分(給水配管や操作レバー部など)のお手入れ
給水配管や操作レバー部など金属部分は、結露によってサビが発生する場合があります。
サビを見つけたら、サビ取りクリーナーやクリームクレンザーなどでこすり落とし、よく水分を拭き取ってください。
※カーワックスを薄く塗っておくと、サビの予防になります。